【Endless endure】

 今日が何の日か君は知っているのだろうか?

私は誕生日を覚えるのが得意だが…

彼女は寧ろ苦手な分野かもしれない。

そんな彼女が、いち教師に過ぎない私の誕生日など……


 いかん!

私は何を期待しているのだ?!

生徒に自分の誕生日を祝って貰おうなどと…!!

いや、しかし……




 !!




彼女だ。

辺りを見回しているが…誰かを探しているのか?



 「あ、居た!氷室先生!!」



 ―――私?

私を探していたのか?

一体何の為に?

まさか……

いや、そんな筈は……―――

落ち着け!氷室零一!!

彼女は授業での疑問点を聞きに来たのかも知れない。

だから、そうとは限らないだろう…!?



 「氷室先生!!あのっ……」



さぁ、零一!
何時もの様に冷静に答えるんだ。

彼女の腕の中に抱えられた物が、何であろうとも――



「…コホン!!どうした?何の様だ?!」



…いかん!声が少し上擦ったな……

今ので、彼女に不信に思われたりしていないだろうか…?




END


氷室の氷室サイド誕生日SSSです。
タイトルを直訳すると『永遠に続く』って感じですかね。
氷室っちの自問自答が続くって事です(笑
氷室ヘタレ推奨ですからね。


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